1957年、フランス、マンシュ、グランヴィル生まれ。演劇学校で学び、地元の劇団に入る。TV映画などに出演した後、クロード・ルルーシュ監督の『Il y a des jours…et des lunes』(90)で最初に注目される。『ペダル・ドゥース』(96)でセザール賞助演男優賞にノミネートされ、日本が世界に誇る巨匠、今村昌平監督の『カンゾー先生』(98)への出演も果たす。ベルトラン・タヴェルニエ監督の『レセ・パセ自由への通行許可証』(02)でベルリン国際映画祭銀熊賞(男優賞)を受賞し、フランスを代表する演技派俳優としての地位を確立する。
その他の主な出演作は、ジャン・ベッケル監督の『クリクリのいた夏』(99)、エマニュエル・ベアール共演の『美しき運命の傷痕』(05)、グロード・シャブロル監督、ジェラール・ドパルデューとの共演『刑事ベラミー』(09)、作家カミュの自伝的映画『最初の人間』(11)、リュック・ベッソン製作・脚本の『ブラインドマン その調律は暗殺の調べ』(12)など。